給食調理員 系列保育園のお手伝いに行く【保育園に系列園があるメリット】

保育園給食室はこんなところ

保育園給食調理員の仕事は基本的には「閑散期・繁忙期」はありません。

行事食を作る日はもちろんバタつくものの、それも月1回程度です。

年度末には次年度の準備等があるため、多少は慌ただしくなりますが、「忙しい」というよりは「次年度に向けての園内環境の変化」に対応するための準備期間という感じになります。

保育園の給食調理は通年で安定した仕事でもあるのですが、つい先日想定外のことが起きてしまい、一時的にですが忙しさが増してしまったのです。

急な欠員による応援要請

私が勤務している保育園は、一つの企業が複数園展開している園です。0~5歳児が在籍している保育所と、0~2歳児までが在籍している小規模保育園の2種類の系列園があります。

今回はその中の1つの園の調理員さんが、急な体調不良でひと月ほど休養が必要になってしまいました。体調不良ですので致し方ないのですが、「急に」でしたので「欠員による募集」をする間もなく…の出来事でした。

この調理員さんの園では給食室を1人で切り盛りしている状態でしたので、「交代要員」がいないのです。ですので、近隣の系列園に「応援要請」が来たのです。

今回その近隣の園の中には、私の勤務先の園も含まれていました。

勤務応援に行く日の調整

小規模保育園の調理員は2人で交代勤務をしているところがほとんどです。お互いの休みの日はもう一人がカバーして勤務しているという状態です。ですので、小規模園からの調理員の派遣は、少し難しいことがあるのです。

それでも月のうち数回は、各園から派遣されることが決まりました。

そして私が勤める園では、常時3人での勤務ですのでひとりが応援に出ても、「最悪2人になっても何とかなる」のです。ですので、私の勤務先の園からは何日か派遣をすることになりました。

そして派遣されたのは、小規模園の経験のある私でした…。

他園の調理員が突然勤務に行っても困ることがないのか?

複数の園がある場合は、各園ごとでの独自のルールができやすいです。

給食で言うならば、

  • クラスごとでの給食提供時間(各園ごとで異なる)
  • ○○君は野菜が苦手だから少量にする(個人ごとで量を変える)
  • 職員給食の配膳のタイミング(これは本当に各園で異なります)

など、ちょっとしたことですが独自のルールができやすいのです。

提供時間に関しては調理前に確認することでタイミングを合わせることも可能ですが、他園の子どもの名前までは「知らない」ので個人個人に合わせた給食提供は正直無理です。

ですので基本的には、

  • 子どもは規定量の提供(量の微調整は保育士が行う)
  • 離乳食は3回食になってから後期食のみ提供
  • アレルギーの対応の方法は全ての園で共通(例外を作らない)

と決まっており、誰がどの園に行っても最低限の業務を行うことができるようになっています。

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小規模園での調理

応援先の小規模園は、かつて私が勤務していた園でもあるのである程度の勝手は知っています。ただ、何年かぶりの勤務でしたので初めは「何からやろうか…。」と考えてしまいました(笑)

小規模園では「家庭の調理場を少し大きくした」感じの調理場であり、大きな保育所では当たり前のようにある食器洗浄機やスチームコンベクションもありません。

一応20食以上は作るので大量調理ではあるものの、設備自体は家庭とほとんど変わりがありません。あえて違いをあげるとするならば、冷蔵庫やコンロが業務用であるくらいです。

もちろん家庭料理を作ることができれば、調理そのものに困ることはありませんが、仕事とはいえ、「よその家庭のキッチンにお邪魔して食事を作るような感覚」になってしまい、調理業務に慣れているはずの私でも、いつもよりはぎこちない動きになってしまっていたと思います(笑)

ですが社内での共通の決まりがあったため、いつもと違う園でも戸惑うことなく子どもたちに時間通りに給食の提供を行うことはできました。

系列園が複数であることのメリット

私の居住地域では、公立の保育園保育士も調理員も5年以上同じ場所での勤務を行うことができず、都度異動であったり契約期間が終了して退職…となることもあります。しかし、欠員が出た時や出そうなときは早急に募集をかけたり、公立園の間で職員が行き来をして穴埋めをしているようなのです。

保育士と違って調理員は1つの園での勤務人数が少ないため、急な欠員が出てしまうと自園では対応できない場合もあり得るのです。(万一に備えて短時間のパート職員を余裕を持って採用している場合もあります。)

公立の保育園でもお互いの現場で行き来をすることもありますが、私立の保育園でも同じ運営者が系列園を持つことで、公立の園と同じようにお互いの園を助け合えるシステムになります。

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さいごに

この1か月派遣された調理員も、ひとり送り出して残された調理員もいつもとは違う流れで仕事をおこなっていたため、ちょっとばかり忙しさを感じました。

休業していた調理員も無事に復帰が決まり、応援生活もあと少しとなりました。

時にはイレギュラーなことも起きる現場ではありますが、単調な毎日にちょっとした刺激が加わり、ちょっとした達成感もありました(笑)

困った時はお互い様です。これからも他園がSOSを出してきた時はできる限りお手伝いをしていきたいと思います。

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