保育園給食職員に求められる意外なスキル【給食職員はご飯を作るだけではない】

保育園給食室はこんなところ

今回は、知られざる「保育園給食職員」に求められる「意外なスキル」について書きだしてみたいと思います。

はじめに

皆さんは「保育園給食職員」と聞き、そのようなイメージを持たれますか?

多くは、

  • 給食のおばちゃん
  • 調理して片付けする人

位なイメージではないかと思います。

↑こちらも間違ってはいません。けれど、これだけでは仕事はできません…。

今回の記事は、「こんなスキルも求められる」ということに特化して記事を書いていきたいと思います。ですので、基本的なスキル(調理技術・衛生知識等)はこのページでは割愛します。

パソコン操作・情報発信力

パソコン操作って、栄養士だけじゃないの?

と思う人も少なくないと思います。実際に保育園の現場で働いている栄養士の皆さんも「調理員にパソコンスキルは必要ではないのでは?」と思っている人は多いと思います。

しかし今の時代、調理員がパソコンを使えるということは決して「不必要なスキル」ではありません。

これらは情報発信力にもつながることですが、少子化時代におけるこれからの保育園経営の売り文句の一つには「おいしい給食」を掲げている園も多くなってきています。

少子化の影響で保育園経営の先細りを心配される中、各SNSで情報発信をする園もかなり多くなっています。

保育のことはもちろん、「給食について」のことも発信している時代です。
情報発信=「パソコンを扱う仕事」は各園にいる栄養士に任せる…といった園もありますが、場合によっては栄養士より調理員の方が知っていることもあります。

例えば、

  • 手際よく作業を行うための調理工程
  • 子どもたちの「配膳時の様子」
  • 特定の食品に対する知識(調理員によって専門分野があるため)

など、場合によって調理員の持つ知識が保護者に「役立つこともある」があるのです。

情報というものは人づてに伝えるより、「情報を持っている人が直接発信」した方がより「伝える」ことができます

調理員 → 栄養士 → 保護者(伝言ゲームチックになってしまう)

よりも、

調理員 → 保護者

の方が「伝えたいことがダイレクトに伝わる」ので、調理員にも情報発信を任せる園も増えてきているのが現状です。(もちろん発信前に施設長のチェックも行われます。)

そして、当然のことながら「パソコンスキル」は不可欠のものとなります。最低でも、文字入力・画像挿入…くらいはできることが求められます。

給食だよりを作ることも…

栄養士でなくても、「給食だより」を作ることはあります。園の方針によるところもありますが、

  • 栄養士が毎月作成
  • 給食職員が持ち回りで作成

というパターンが多いのではないでしょうか?

おたよりを給食職員が持ち回りで作成しなければならないような園であると、「パソコン使用が必須」になるでしょう。(手書きでも可の場合もあります)

この場合も最低限、文字入力・画像の挿入 はできないと苦労するかもしれませんね。

保育園給食職員であっても、パソコンの基本操作ができることが望まれる時代となっています。
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野菜を育てる「ある程度の」知識

「食育」に関する知識ですね。多くの保育園では、子どもたちと共に「野菜作り」をしています。

そこで、

  • 子どもでも育てることのできる
  • 簡単
  • 収穫までが比較的早い(←重要)
  • 子どもが嫌がる野菜(←これ結構重要)
  • 園環境に適した野菜の見極め(畑があるかないかで育てる野菜が変わるため)

など、担任保育士いたいして助言をできるくらいの知識は必要となります。

保育士の中には野菜作りの知識に長けている人もいますが、多くの保育士は「給食職員を頼りにして」います💦給食職員=食材に詳しいだろうと思っている人が多いのかな?

正直、食材を調理することは専門だけど、食材を作ることは専門外…と言いたいところですが、「ある程度の知識」は持っておくに越したことはありません。

余裕があれば、実際に自宅で「野菜を育てる」ことをしても良いと思います。

プロ並みの知識は必要ではないが、「保育園で育てるにはどんな野菜が適しているか?」など、保育士に対してアドバイスができる程度には知識があると、重宝されます。

洞察力

給食職員は、園児が食事をしている様子を把握する必要があります。

乳児の場合であれば、

  • あごの動かし方(租借が上手か下手か)
  • 食材の固さや大きさ(丸飲みや吸い食べになる形状ではないか確認)
  • 食事中に落ち着いて座っていることができるか

幼児であれば、

  • 味付けの嗜好
  • 三角食べができるかどうか
  • 姿勢が悪くないか
  • 食器や食具の配置を理解しているか

なども含めて様子を見ることがあります。

ただただ「給食おいしい?」と話しかけているだけのようにも見られがちですが、園児との簡単な会話の中から私たち給食職員は、様々な情報を得ているのです。

給食職員が保育室へ向かうときは、「嗜好調査」を兼ねて行っている場合もあります。

保護者対応力

主立っては栄養士の仕事にはなりますが、「調理員は保護者対応をしなくても良いか?」と聞くのであれば、これは全力で「NO」という答えとなります。

出勤退勤時に全く園児の保護者と接触しない…

という職員であれば、保護者対応をしなくても良くなることもありますが、「全く接触しない」ということはほぼありません。通常の勤務時間出会うことがなかったとしても、園行事等で関わることも無くはありません。

しかし、調理員が求められる「保護者対応力」はごく一般的なことです。

  • あいさつ
  • 電話応対(取り次ぎ)

基本的には、このくらいのことです。上級編としては、

  • 子どもの様子を保護者に伝える
  • 保護者から質問されたことを答える(会話)

ということもありますが、保護者の方も「質問に的確に答えてくれそうな人」や「話しやすい職員」に対して話しかけてくる傾向にありますので、 給食職員の中でも新人や短時間パート職員に対しては上級編はほぼないと考えてよいと思います。

給食職員として園児の保護者と関わる場合は、「あいさつ」や「伝言」「電話対応」が基本となります。
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ひとりで調理する度胸

主婦であると、自宅内では当たり前のように「ひとりで調理」していると思います。

しかし、これが勤務先…となれば話が変わります。

普段、数人で行っている調理業務も「仕事としてひとりで」となると勝手が変わってきます。

何かあってもフォローしてくれる人もいなければ、配膳時間に間に合うも間に合わないも自分自身にかかってくるのです。

そんな状況に耐えることのできる度胸も必要なのです。では、どういったときにそんな状況になってしまうのか?

土曜日

平日より園児数が少なくなりがちな土曜日には、保育園職員は交代で休みをとることになります。給食職員も例外ではなく、基本的に土曜日は1人出勤としているところも多いです。

食数は20~30食前後であることが多く、献立も土曜日ように簡単献立にしてあるので、ひとり調理でも問題なく作ることができます。

しかし、「入職したての新人」や「普段から人に頼り切っているような人」には荷が重く感じるかもしれません。

希望保育期間

希望保育期間も土曜日同様に普段より園児数が減る傾向にあります。

園児の人数にもよりますが、食数が40食を超えない程度であれば給食職員の配置は1人であり、交代で出勤して勤務するということになります。

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さいごに

今回は、給食職員にも求められる「意外なスキル」について書きました。

もちろん、園の方針によって違いがありますのですべての園で求められているスキルというわけでもありません。あくまで一例として読んでいただければと思いました。

給食職員は栄養士以外でも、ただ給食を作るだけの人…ではない場合もあることをご存じの人はどのくらいいたでしょうか?

「ごはんを作ることができる」

だけでは保育園で勤めることが難しい職…なのですよ。(大袈裟でしょうか 笑)

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