私は給食調理員の中でも異色な部類に入るのではないかと思っています。詳しくは↓過去記事に書いてあります。
現役給食職員が給食調理の仕事に就くまでの経歴をざっくりとご紹介します
というのも、多くは保育園や病院などの給食施設から転職してくる人や、新卒から同じ施設にいる人が多いからです。私が勤める保育園も、系列園合わせて「もともと給食施設にいた人」が多く占めます。
今回は、おそらく異色な経歴であろう私が、これまでの職歴から役立ったことを書き出していきたいと思います。
調理の基本は飲食店から学ぶ
10代後半から20代前半は和食の店で勤務していました。ここでは、先輩調理師から和食の基本と調理の基本を教えてもらうことができました。
先輩調理師の調理を見させてもらって切り方や食材の扱い方を覚えたり、効率よく作業を行うにはどのようにすると良いかなど指導してもらいました。もちろん、包丁の研ぎ方や衛生管理なども教えてもらいました。
大量調理の中でも、基本を覚えていることで味付けの仕方や調理の工夫に生かされています。
クッキングスクール勤務時からの経験「ふりかけづくり」
つい先日の記事にも書きました「手作りふりかけ」ですが、実はこの発想になったのは「実際に売り物のふりかけを作ったことがある」経験があったからです。
お茶摘み体験で摘んできたお茶の葉から「手作りふりかけ」を作る
かつてクッキングスクールの講師助手として働いていた時に、同会社内での社内販売として大量のふりかけを作ったことがあったのです。
大元の会社は社員数約500名ほどの地元密着型の会社でした。その一部署でクッキングスクールを開校していたのですが、ここで授業がない日に社内販売用のふりかけを作りました。ちなみにこの時のふりかけは私のオリジナルレシピでした(#^^#)
ただ、当時のレシピを覚えてはいません💦ちりめんを使った甘辛なふりかけだったように思います。
容器もしっかり消毒し、ふりかけも加熱後素手で触らないように衛生管理は十分に配慮しました。
社内販売用のケーキ作りの経験が役立つ「おやつのケーキ作り」
ふりかけ同様、社内販売用のケーキ作りをした経験から、保育園おやつのケーキ作りは割と得意分野となりました。
当時、一緒に働いていたのは製菓衛生士の資格を持つ同僚でした。ケーキ作りの時は製菓衛生士の指示で一緒に作っていました。
同僚は、まだまだお菓子作りに関しては無知であった私にいろいろ教えてくれました。ケーキ作りの量も多かったので大変でしたが、数をこなしていくうちに慣れてくるのでしょうか?次第に手際が良くなったのです。
保育園でも焼き菓子のおやつは多いです。
当時の作り方が頭の中にインプットされていますので、「作り方がわからない」と困ることもあまりありません。
ケーキ作りの経験が生かされる「クリスマスおやつの飾り付け」
先の項目とも重なるのですが、クリスマスおやつの飾り付けにも役立ったことがありました。
クリスマスパンケーキの上に粉糖をかけたことがあったのですが、粉糖を雪の結晶型になるようにボール紙で型を作りました。
これもクッキングスクールでの経験からであり、アナ雪2の公開時期と重なったこともあり、雪の結晶パンケーキ大作戦は大成功したのです。
クッキングスクールのパン口座助手の経験が生かされる「保育園でのパン作り」
クッキングスクールでは、パン講座もありました。私は毎時間パン講座のアシスタントもしていたため、多少の「パン知識」が付いたのです。
講師の先生の横でパン作りを見ていたこともあり、見よう見真似ですが(笑)パンも作ることができるようになりました。
保育園のおやつで「手作りパン」を出すこともできます。
以外にも役立つ販売業のスキルは「お土産のラッピング」
販売の仕事をしていたこともありますので、詰め合わせを作ったり、ギフト用に包装することもありました。もちろんリボンで縛る作業もしていました。
その経験があったからこそ役立ったこともありました。
保育園では、各行事のお土産に手作りクッキー を作ってラッピングすることがあります。その作業の中で、ラッピングの知識と技術が役立ちました。
今でもラッピングのスピードには自信があります(笑)
さいごに
私は若い頃から飲食店など、「食」に関係する職業に就いていたため、当時学んだことが今に生きてきていると実感しています。
調理に関してはもちろん、食育活動や行事食など給食施設ならではのこともありますが、過去の仕事の経験は無駄ではありませんでした。
まさか販売業の経験まで役立つとは思っていませんでしたけどね(#^^#)
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