新入園・新入学・進級を経て、新しい生活に慣れてきたころ、GWが訪れてきます。そして、GW中には、こどもの日も控えており、保育園でも合間の平日を使って「こどもの日にちなんだ行事食」の提供をしています。
今回は、こどもの日と言えば!…ということで、手作りこいのぼりごはんと、手作りこいのぼりクッキーのご紹介です。
子どもの日給食:こいのぼりごはん
🎏こいのぼりごはん
🎏青菜の磯和え
🎏そうめん汁
🎏バナナ
【おやつ】
オレンジゼリー(秘密の果汁入り)
こいのぼりごはん
しょうゆとだし汁で炊いたご飯に、塩昆布とほぐした焼鮭を混ぜて魚の形にし、輪切りの竹輪と半月切りのきゅうりを目とうろこに見立てて飾りました。
(ミニトマトはいろどりです。)
青菜の磯和え
茹でた小松菜とキャベツを、中華だし、塩、ごま油で味付けをして、炒った刻みのりをあえて出来上がりです。
オレンジゼリー
オレンジジュースを使って作った、一見何の変哲もないゼリーですが、今回のオレンジゼリーは、オレンジジュースの他に分量の一割ほどとある野菜の果汁が入っています。
さて、その野菜とは…?
正解は、「トマト」
トマトをミキサーにかけて種や皮などを濾し、オレンジジュースに加えて「トマトオレンジゼリー」としておやつ時に提供しました。
オレンジジュースとうまくなじんだため、トマト嫌いな子でも難なく食べることができました。
緑茶入りこいのぼりクッキーの作り方
保育園の行事食の一環として子どもの日にちなんで「こいのぼりの形のクッキー」を作りました。
材料(約6~8尾分)
- 薄力粉 130ℊ
- 砂糖 40ℊ
- バター 60ℊ
- 炒り胡麻 5ℊ
- 粉茶 3ℊ
バターはあらかじめ室温に戻して柔らかくしておきます。
作り方
- 大きめのボウルに入れたバターを室温に戻しておき、砂糖を加え、クリーム状になるくらいまでしっかり混ぜる。
- 1に薄力粉を数回に入れてダマにならないように混ぜ、生地をひとまとめにする。
- 2に胡麻と粉茶を入れて、生地をこねる。
- 出来上がった生地をめん棒で板状に伸ばし、長方形にカットし、しっぽの部分を三角に切れ込みを入れる。
(切り落とした三角部分は今回はひれにしましたが、これはお好みで良いです。) - 目玉やうろこを付け、天板に並べます。
(今回は2色のクッキー生地を作り、目玉にしましたが、絞り袋の口金やストローなどを使って模様を描くという方法でも良いですね。) - 180℃のオーブンで10~13分焼いて出来上がりです。
緑茶の緑もきれいに焼きあがりました。
こいのぼりクッキーに緑茶の粉を入れた理由
こどもの日に前後して「八十八夜」の日があります。
八十八夜(はちじゅうはちや)は雑節のひとつで、立春を起算日(第1日目)として88日目(立春の87日後の日)にあたる。
もともと、太陰暦をベースとしている日本の旧暦では暦日と季節が最高で半月もずれるため、太陽暦をベースとした雑節として起こり広まったものである。
この日に摘んだ茶は上等なものとされ、この日にお茶を飲むと長生きするともいわれている。
八十八夜 – Wikipedia より一部抜粋
ですので、お茶にまつわる日ということもあり、緑茶の粉を使いました。
子どもたちはクッキーが好き
私が勤務している保育園では、基本的に手作りおやつを提供しています。市販品を食べなれている子どもたちが多い中で、「手作りクッキー」はどの子もよく食べてくれる大人気おやつです。
緑茶が苦手な子も「クッキー」ともなると、「おいしい、全然苦くないよ。」と言って笑顔で食べてくれます。
クッキーの日は、おやつを食べ終わるのにかかる時間も圧倒的に早く、あっという間に下膳が完了してしまいますので、片付けが早く終わります。
行事食は分担が大事
私たち給食職員も、普段からキャラクター給食を作っているわけではありません。普段の料理ができても、絵心がある人ない人もいますし、細かな作業が得意な人もいれば苦手な人もいます。
そのことも踏まえて園児分のこいのぼりを作るのも、お互いに作業の分担をして効率よく進める必要があるのです。適材適所ってやつですね(#^^#)
今回は、ご飯の計量する人・ご飯を魚の形にする人・目とうろこをつけて仕上げる人に分かれて作業をおこないました。
わずかながら絵心がある私は、「目とうろこをつけて仕上げる人」のポジションでした。ちくわときゅうりを置くだけ…と思われがちですが、ちょっとした位置の違いで「かわいい魚にも、化け物にもなってしまう」のです。福笑いが良い例ではないでしょうか。
さいごに
今回のこいのぼりクッキーは「緑茶の粉」を使用しましたが、「抹茶」で作っても風味豊かなおいしいクッキーが出来上がります。女性は好きな方が多いと思います(#^^#)
わが家でも、娘のお友達が遊びに来るときは「何かしらの手作りおやつ」を用意してあげています。実はこれがかなり好評で、娘からは「お母さんのファンがいるよ」と言われるほどです(笑)
(お友達には、事前にアレルギーの有無の確認はしています)
それほど手の込んだおやつを作るわけではありませんが、「手作り」が嬉しいのかもしれませんね。
保育園で作っているおやつは、そのほとんどが「自宅でも簡単に作ることのできるもの」であるため、「おやつ作りに興味のある」方はぜひ、当サイトを参考にしてみてくださいね。
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