【保育園給食】令和時代の「七夕給食&手作りおやつ」

行事食

勤務先の保育園での『七夕給食』と『七夕ゼリー』を一挙ご紹介します。

保育園で作っている七夕給食

天の川風七夕丼

白米の上に味付けしたそぼろ・ニンジン・ほうれん草をのせ、星形チーズを飾りました。

そぼろ・・・・・しょうゆ・砂糖・みりんで味付け
ニンジン・・・・砂糖・塩・かつおだし汁で味付け
ほうれん草・・・しょうゆ・ごま油で味付け

星の子スープ

写真ではわかりづらいですが、星を見立てたオクラが入ったスープです。そのほかには、ベーコン・玉ねぎが入っている、コンソメ味のスープです。

かぼちゃの煮物

こちらはよくあるかぼちゃの煮物です。しょうゆ・砂糖・かつおのだし汁で味付けします。

星形にんじん&きゅうりの七夕丼

3色丼のアレンジバージョンです。人参グラッセ、そぼろ、小松菜のナムル(ごま油としょうゆで味付け)をのせて、星型人参と星型きゅうりで飾りました。 星形きゅうりは、保育園菜園で保育士さんが作ってくれた「一点もの」です。

きゅうりの成長途中で星形の筒に入れることで、その形のまま大きくなり、切り口が星形になるきゅうりが出来上がります。とってもきれいにできていたので、写真に収めました(#^^#)

キャベツのおかか昆布和え

下茹でしたキャベツに炒ったおかかと塩昆布と少量のしょうゆで味付けした、簡単な副菜です。 子どもでも食べやすい味付けとなっていますので、野菜嫌いな子でも食べることのできる一品です。

星に願いを…流れ星七夕丼

  1. しょうゆで味付けして米を炊く。
  2. 人参を星形に抜く。星形以外の部分は細かく刻む。
  3. 砂糖しょうゆでとりそぼろを煮る。
  4. 小松菜を軟らかくゆで、塩・ごま油で味付けし、2で細かく切った人参を和える。
  5. どんぶりにご飯をよそい、2.3.4と桜でんぶを飾りつけする。

桜でんぶで流れ星のしっぽ(?)を表現しました。

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保育園の七夕おやつ

星抜きジャムサンド

子どもたちはジャムサンドも大好きです。とっても簡単に作ることができますが、ほとんどの子が完食の人気なおやつです。

ひこぼしとおりひめの七夕ゼリー

今回は、赤と青のゼリーを星形にぬき、クラッシュした透明ゼリーの上にのせました。キラキラしていて涼しげに仕上がりました。

この、赤と青はかき氷シロップで色付けしてあります。

保育園では、大量調理のためゼリーの素を使用しています。透明ゼリーもすでに味付けされたものを使用しています。

自宅で作る場合は、顆粒のスポーツドリンクの素から少し濃いめに液を作り、ゼラチンで固めると透明ゼリーを作ることができます。

ペットボトルに入っているスポーツドリンクでも作ることはできますが、少し濃いめの方がおいしいと思います。

黄星が映える 七夕ゼリー

カルピスとヨーグルトで作った「白いゼリー」に、オレンジジュースを寒天で固めて星形に型抜きした「星形寒天」をのせて『七夕ゼリー』にしました。

用意するもの(約3個分)

  • ヨーグルト 150g
  • カルピス  80g
  • 水     20g
  • ゼラチン  5g
  • オレンジジュース(濃いめの果汁がおすすめ)100g
  • 粉寒天   1g
  • 砂糖    お好みで
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作り方

①鍋にオレンジジュースを入れて火にかけ、砂糖・粉寒天を入れて煮溶かす。

②①を平らなバットかタッパーに入れ平たく冷やし固める。(常温でも固まります)

③②を星形に抜く。(星の周りの余分な部分はまとめてクラッシュしておきます。これがのちに星屑になるのです)

④③でクラッシュしたオレンジ寒天を、ゼリー容器の中に入れておきます。

⑤鍋に水20gとカルピス40gを入れて火にかけ、沸騰しない温度(約85℃くらい)になったら火を止めゼラチンを入れてしっかり混ぜながら溶かす。

⑥⑤に残りのカルピスを入れて再び混ぜてから、ヨーグルトを入れてしっかり混ぜる。

⑦④の器に⑥を注ぎ入れて冷蔵庫で冷やし固める。

⑧⑦に星形寒天をのせて出来上がりです。

  • 寒天を溶かすときはしっかり沸騰させてから寒天を入れて、煮溶かしてください。
  • 反対にゼラチンを溶かすときは、液体の温度が上がりすぎないようにしてください。ゼラチンを入れるときには必ず火を止めてください。そうしないと焦げます
  • 寒天やゼラチンを溶かすときはゴムベラや木べらなどを使うよりも、ホイッパーで混ぜるほうが早くきれいに混ぜることができます。
  • クラッシュした寒天は、白いゼリーの中に入れても意外と存在感がありますので、「星屑」のように見えます。

このゼリーについて

    • 白いカルピス&ヨーグルトゼリーの部分は、つるっとまったりとした味わいとなります。
    • 白いゼリーのままでも充分においしいのですが、クラッシュした寒天を入れることで、新たな食感が足され、なんだか楽しい食感になります。
    • 大きな星を入れても良いですが、小さな星を複数個乗せてもかわいらしい仕上がりになります。↓

星屑入りキラキラ七夕ゼリー

星型寒天(オレンジ味)を飾りつけしたゼリーです。

透明ゼリーをクラッシュすることで涼し気な仕上がりになります。星型寒天を抜いた後の残りの部分はもクラッシュして透明ゼリーに混ぜ込んであります。

透明の中にオレンジの星屑がキラキラと輝いて見えるので、「星屑入りキラキラ七夕ゼリー」と名付けました。

索餅(さくべい)

ネジネジ(縄状)が特徴のお菓子です。詳しくはこちら↓

【七夕おやつ】索餅(さくべい)を奈良時代にあったであろう材料を意識して作ってみた

意外と子ども受けが良く、ゼリーと共に出したのですが、多くの子がこの「索餅」から食べ始めました。「これおいしい!!」と喜んでくれる子もいました。

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さいごに

保育園では、

  • 決まった予算内
  • 決まった時間内
  • 乳幼児を対象とした食材を使って

給食やおやつの準備をしています。

ですので、行事食とはいっても「手の込みすぎたもの」や、「材料費がかかりすぎるもの」などを作ることはできません。

それでも、『行事食』となると、私たち給食職員は子どもたちのうれしそうな顔を想像しながら、いつも以上に張り切って食事やおやつの準備をします。

通常、七夕と言えばそうめんではありますが、私の勤務先の園では、子どもたちの食べっぷりは「ごはん」に軍配が上がるため、基本的にごはんメイン(丼もの)で準備をしています。

七夕給食そのものは、毎年マイナーチェンジをしているものの、ぱっと見がマンネリ気味になりがちなのは反省点かもしれません。

これからも子供を飽きさせない給食づくりし心掛けたいものです。

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