今回は私が給食調理員の面接に行ったときの話をご紹介します。
当時、待機児童対策で小規模保育園が乱立していました
市内各所に新規の小規模保育園が多く建ち始めた時期でした。ちょうどそんな時期でしたので、奇跡的に保育園調理の仕事の求人が結構多くあったのです。
ですが多くは小規模園ということで、調理職員の正社員の求人はなく、ほとんどがパートでの募集でした。
本当は正社員で探していたのですが、自分の置かれてる状況を考えると、正社員の求人があったところで正社員採用される見込みが薄いと思ったのです。
自分の状況を考えると、パートでも働けるだけ良いと感じたのです。
保育園給食職員の面接時における私の状況
- 私生活では元夫との離婚調停から裁判に移行するころでした
- 6歳と1歳の子と共に過ごすプレ母子家庭(まだ離婚は成立していなかったので)
- 私自身の両親は、県外なので子育て等の援助はしてもらえません
- 保育園での経験は0(惣菜店・飲食店調理経験はあり)
- 栄養士ではなく、調理師であること
面接に行く保育園は職安で探す
無料の求人誌にも、ネットにも求人は出ていました。
しかし、職安から通してもらった方が信用があるような気がして、あえて職安から応募したのです。
当時、家から自転車で通勤できる範囲で2件の保育園の求人がありました。
職安の職員さんは、「どちらに応募しますか?」と言ってくれたのですが、私は2件とも応募を希望しました。下手な鉄砲数打てば…的な発想です。
職員さんに電話をかけてもらうと、どちらの園も面接してくださるということで日にちを決めてもらい、面接当日、履歴書・職務経歴書を持っていくということで、この日は終了しました。
保育園給食職員の募集時期
次年度職員の応募ということもあり、前年度の12月には募集が始まりました。
保育園の給食職員は、主婦が活動しやすい時間(平日昼間)の求人ということもあり、競争率が高いと踏んで早めの応募をしました。
基本4月からの勤務ですが、研修や準備などもあるため、2~3月くらいからは勤務が始まるであろうと考えました。
面接時の服装
これは、かなり悩んでしまいました。
調理員の面接…とはいえ、勤務先は保育園です。なんとなくちゃんとした格好のほうが良いのかな?と思ってしまいました。
始めは、襟のついたブラウスと、黒っぽいパンツスタイルぐらいで良いかな?と思っていたのですが、さんざん悩んで結局スーツにしてしまいました。
給食職員の面接に赴く
ここからは、実際に行った保育園給食職員の面接について書いていきます。私は計2園で面接を受けさせてもらいました。
A園:運営母体
株式会社の保育園です。化粧品、美容室を展開している企業です。
企業理念で働く女性を応援しますとうたっています。
本業が化粧品関係ということもあって若い女性が多く働いている企業です。子育て世代の従業員の預け先の1つになるようにと、前年度からすでに認可小規模保育園を立ち上げており、この時は小規模園で2園目の立ち上げのための募集でした。
企業の雰囲気は少し華やかな印象でした。
筆記テスト⁇
- 人生の中で最も感動したことは?
- 最近楽しかったことは?
- どのような職員を目指しているか?
面接してくれた人
既に存在する園の園長先生(おそらく30前後の若い方)でした。あともう一人、本社の方だったのでしょうか?事務っぽい人も同席していましたが、この人はほとんど話すことはありませんでした。
この人たちが、質問用紙をもとに面接をしてくれました。
印象は良かったです。
勤務スタート時期
こちらの企業では、
「(同社の)既存の園で勤務しながら、研修することも可能です。」
と言ってもらえました。
面接時期は12月でしたが、採用されれば割とすぐに働くことができそうな感じでした。
企業側からの要求
面接の間に何度も言われたことがありました。
「私たちは、向上心のある人を求めています。」
いや、私も仕事なのでいい加減にするつもりは全くありません。採用されれば、頑張って働く気でした。(生活費を稼がなくてはいけないので!)
そんなわかりきったことを何度か言われたことが、少し引っ掛かりもしたのですが、そつなく面接を終えました。時間にしておよそ2時間でした。
A園が求めていること
- 向上心のある人を求める
- 給食の求人だが、保育にも入ってもらうこともある
- 多くのことを覚えてほしい
- だけど、月100時間までしか働けないよ!
元々正社員としての勤務を希望していた私は、さいごの時間数がひっかかりました。
収入の上限が設けられていることに不安があったのです。
面接から数日後 電話連絡がありました
1次面接が通過したと教えてもらいました。2次面接は社長面接です。
合格したことは素直にうれしかったのですが、1次面接が長かったので、気持ちが少し重くなってしまいました。
そんな合間にもう一つの企業が運営する、B園の面接の日になったのです。
B園:運営母体
こちらも株式会社が経営をする保育園です。
どちらかと言えば派手なイメージだったA園とくらべると、落ち着いた雰囲気の本社でした。
こちらは、初めて認可園の設立をするところでした。
それまでは、託児所・院内保育(看護師さんや医師のお子さんを預かるところです)を中心に展開してきた企業です。保育つながりで認可園の立ち上げを考えたことはすぐに理解できました。
今回は、一気に2園を開園させるための募集でありました。
面接してくれた人
開園する2園の園長先生になられる方々と、経営者の奥様でした。
奥様は、「保育部門の責任者」的な立ち位置のようです。
3対1の面接は非常に緊張しましたが、終始和やかな雰囲気で話すことができました。
勤務スタート時期
開園は4月からですが、事前研修や準備などもあるため3月からは何日か勤務してほしいとのことでした。
企業側からの質問
面接時、
- 食育活動でやってみたいことは?
- 給食職員と、保育士で意見に食い違いがあった時にはどう考えるか?
- お子さんが小さいけれど、病気の時はどのようにするかを考えているか?
- 血液型は?(←これは趣味で聞いているようです 笑)
と、ごくごく普通のこと(企業側が知りたい情報)を聞かれました。
実は堅苦しい面接の苦手な私
途中までは、ぎこちなく面接のマニュアル通りの対応をしていたのですが、2園受けている余裕もあったのか、途中で吹っ切れてしまい、
「私、話すことが下手なのです。面接も緊張してしまいまして、しどろもどろですみません。」
と言ってしまいました。
帰宅後すぐに採用の電話をもらう
面接したばかりの日に、採用の電話をもらいました。
明るく面接を受けていたことが好印象のようでした…。
2園で面接通過したためどちらかを選ばなければいけなくなりました
「どちらかは面接に落ちるかも」と思っていたので、どこか余裕をもって面接に挑んでいたのですが、結局両園で良いお返事を頂けました。しかし、
- 採用が決定のB園。
- 2次面接を控えているけれど、かなり手ごたえのあるA園…
どちらかをお断りしなくてはいけなくなり、私は採用が決定したB園で働くことに決めました。
A園の2次面接で不採用になるリスクを考えたからです。
A園にはすぐに電話をかけました。その時正直に、2か所面接を受けていて、もう一つで採用をいただいたことを話しました。
ちなみにB園とは、今現在働いている会社の保育園です。あれよあれよという間に、2023年で9年目になりました。
さいごに
保育園の面接自体が初めてでしたので、全てにおいてドキドキしてしまいました。
面接時の服装は、スーツでなくてもよかったかもしれません。(その後、他の調理員さんにも聞くと、スーツではなかった人もいました。)
保育園調理の面接では、食育関係の質問はされると思います。
自分がやってみたいことを子どもの年齢に合わせて考えておくと、急な質問にも慌てないかもしれませんね。
最後に、母子家庭&頼れる身内がいない私でも無事に採用をいただけました。会社側に家庭環境を理解してもらえたことにも感謝しています。
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