防災の日を目前に、保育園でも防災訓練をしました。
私たちが子どもの時は『避難訓練』と呼ばれており、数か月に1回程度(年3~4回くらい?)の頻度で地震もしくは火災を想定とした避難の練習を行っていたように記憶しています。
しかし、最近では防災訓練と呼ばれ、地震、火災はもちろん、不審者対策、自然災害によるがけ崩れや、水害まで想定して月に複数回の訓練をすることもあります。
特に、南海トラフ地震が心配されている地域でもあることから、保育園でもいざという時に慌てないように積極的に訓練をしています。
先日、災害訓練からの保護者への引き渡し訓練が行われました。
もちろん給食職員も参加します。
地震を想定での訓練
午後3時に地震が起きたという設定で避難をします。
保育園と言う環境ですので、当然乳児も多くいます。保育士も多く勤務していますが、大人の数は一人でも多いに越したことはありません。小さい子の避難の誘導を保育士と一緒に行います。今回は2歳児クラスの子を連れての避難でした。
子どもの人見知りを心配
2歳児ともなると、乳児クラスとはいえ結構しっかりしてきます。ですが、担任の先生以外の人に対しての人見知りをする子も中にはいます。私はその点が少し心配でした。
本当に災害に見舞われたときには、そんなことも言ってられないことはわかってはいるのですが、やはりいざ訓練となると、「泣かれないかしら」「私と一緒に行ってくれる子はいるかな?」と、心配がよぎってしまいました。
いざ避難
地震がおさまったのを確認後、子どもたちに靴を履かせて手を引いて避難しました。いざという時に小さな命を守るのは大人の役目であることを小さな手を握り締めて、改めて感じてしまいました。
子どもは、嫌がることなく手を握ってくれましたので、ひとまず安心しました。
保育園児でも上手に避難できます
0歳児はいつもとは違うことに驚いて泣いてしまう子もいましたが、1,2歳児くらいになると、担任の言うことをよく聞いて無駄話をすることなく足早に避難先まで向かうことができました。本当に静かに移動ができており、私の方がびっくりしてしまいました。
おやつも災害を意識したもの
この日のおやつは災害を意識し、市販のおやつと紙コップでお茶を飲みました。ちょっといつもとは違うおやつに子どもたちも戸惑いながらも、
「本当に大きな地震が来たときは、おやつも食べられないかもしれない」
という意識付けにもなったのではないかと思います。
さいごに
給食職員もいざという時、小さな子どもの命を守るために「大人」として動けるように避難の練習をします。自分で歩いて避難できる幼児クラスもあれば、まだハイハイすらままならない乳児も預かっている保育園だからこそいざという時は全力で子どもたちの安全を確保しなくてはなりません。
避難に保育士も調理員もありません。これからもなるべく防災訓練に参加して私自身も意識を高く持ちたいと思います。
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