こどもの日に因んで、保育園ではおやつに『ちまき』を作って提供しました。栄養士さんが持ってきてくれた、たけのこの皮で五目おにぎりを包みました。
小さい子のクラスは、クッキングシートをたけのこの皮に見立てて、それらしく巻きました。(写真は撮り忘れました(^_^;))
五目おにぎりは、もち米を使用せず作りました。
ひき肉・人参・しいたけ・白米を、中華だし+砂糖+しょうゆで味付けしただし汁で炊き込みます。
今回は、スチームコンベンションを使用して炊きましたが、家庭では炊飯器で炊き込み御飯を作る要領で作ることができます。
たけのこの皮で包み込むと、たけのこの香りがご飯に移って、とても良い風味になります。もち米を使用しますと、「中華おこわ」になります!
さて、ちまきと聞いて、どんなものを思い浮かべましたか?私は、熊笹の葉で細長く巻いた『もち(団子?)』を思い浮かべました。
栄養士さんの話によると、半透明なわらび餅のようなちまきもあるそうです。
↑多分これのことだと思います。
では、なぜ「ちまき」と呼ばれるものがこんなにいろいろとあるのか?気になりませんか?
「ちまき」とは何?
餅や、もち米を三角に作り、笹などの葉で包んだ食べ物です。葉っぱごと加熱し、葉をむいて食べるのがちまきです。この定義であるなら、上記3つとも正解ですね。
ですが、なんだか納得はいかない…。もう少し掘り下げて調べることにしました。
ちまきの起源は中国
今回、園で作ったタイプのちまきは中国から伝来したものと言われています。ただ、中国も広い国なので、端と端ではまた ちまきの違いがあり、甘い味付けの地域もあれば、塩辛い味付けの地域もあります。
元々、包んである葉っぱは、調理器具のような役割をしており、包んだまま蒸したりゆでたりして、調理していました。そして開いて、そのままお皿代わりにもしていたと思われます。
日本のちまき
中国から伝わったちまきが国内でアレンジや簡略化をされ、和菓子屋さんで売られているタイプ(私が一番に思ったタイプ)のちまきになっていったようです。
その流れの中で、葛餅タイプのちまきも登場しました。
始めの写真は、上から順番に姿を変えていった、ちまきの進化?のようですね。
では本物のちまきはどれ?
国内でよく知られているちまきは、
- 和菓子系のちまき(主に西日本)
- おこわ系のちまき(主に東日本)
の2種のようです。
この両者、おやつと主食なんですよね…。私の中では全く別物のような感じなんです。
まとめ
結論、どちらもちまきなんです。先に書きました通り、
- 餅またはもち米使用
- 三角
- 笹の葉で包んで蒸す
の条件を満たす食べ物といったところです。
食卓に出すときにごはんで出すか、おやつで出すかによって、ちまきの種類を変えることもアリなのではないでしょうか?でも、私は和菓子タイプのものが好きなんですけどね(^_^)
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