勤務先の保育園で、「グミってどうやって作るの?」と、質問をされました。
ところがその当時、私はグミを作ったことがなく、すぐに答えることができませんでした。
ゼラチンが入っていることは知っていたのですが、そのほかの材料が何かまでは知らず、ならば実際に作って見ようと思ったのです。
手作りグミを作る
材料と作り方
- 砂糖 30g
- 水 15g
- お好みのジュース(今回はオレンジジュース) 100g
- ゼラチン 10g
①耐熱容器に砂糖と水を入れて混ぜ、500wのレンジで1分加熱して砂糖を溶かす。
②別の耐熱容器にジュースを入れて500wのレンジで1~2分加熱する。(私はマグカップを使いました)
③②が熱いうちにゼラチンを入れ、手早く混ぜると、少しとろりとしてきます。
④③に①を入れてさらに混ぜる。
⑤小さなゼリー型やチョコレートを冷やし固める型などで冷やし固めると、かわいい形が出来上がりますが、残念ながら我が家には見当たらなかったので、今回は大きめのタッパーに流しいれて冷やすことにしました。
⑥冷蔵庫で30分ほど冷やすとしっかり固まっていました。
今回は、星形で型をぬいてみました。きれいに抜くことができました。
出来上がりです!!
- 加熱はレンジのみで行いましたが、きれいに作ることができました。
- ゼラチンを入れた後はしっかり混ぜてください。混ぜ方が甘いと、ゼラチンの粒々感が残ってしまい、舌触りが良くない仕上がりになってしまいます。
- レンジでなく、鍋を使って作ることもできますが、その時はゼラチンを入れてからは火を止めたほうが良いです。ゼラチンは焦げ付きやすいです。気を付けましょう。
- シリコン型などで冷やし固める場合には、薄くサラダ油を塗ってから液を流し入れますと、型から外す時に取りやすいです。
- 市販されているグミと比べるとやはり弾力では負ける部分はあります。食感は、硬めのゼリーに少々もっちり感が足されたくらいです。
- ほぼ硬めのゼリーですが、手で持つことはできますし、手がベタベタすることもありませんので、手づかみ食べができます。
グミ作りに適した飲料は?
今回は自宅にあった「オレンジジュース」を使いましたが、薄いジュースより濃いものを使用したほうが仕上がりがおいしくなります。なるべく100%のジュースを使用しましょう。
カルピスもおいしく仕上がります。通常、カルピス1に対し水4で薄めて飲みますが、あえてカルピス1の水2くらいの濃さにしてグミ作りをしますと、はっきりした味になり食べ応えが出ます。私はカルピスゼリーを作るときもこのくらいの濃さの液で作ります。
と、言うことで別のジュースでも作ってみました。
ホットレモンとサイダーを使用してグミを作る
ホットレモンとちょっと炭酸の抜けかけた(笑)サイダーでも同様に作ってみました。
「ほっとレモングミ」
お湯で薄めて飲むタイプのホットレモンです。
グミの作り方は上記と同じです。
今回はシリコンカップに入れて形を作ったので、こんな形になりました。でも、なんかきれいですね。
実食
率直な感想としては、「なんだかのどに良さそうだな~」でした(笑)
甘みもあり、なんと言ってもはちみつレモンの味ですので、風邪のときでも食べやすい味になりました。
今回、ホットレモン1:お湯2の割合で作ったのですが、味がはっきりとはしなかったので、ホットレモンを薄めずに作ったほうがおいしいと思います
炭酸の抜けかけた「サイダーグミ」
今回使用したサイダーです。一度に多く飲むことのできない私は2~3回に分けて飲むことが多く(コップで飲んでいます)、冷蔵庫に開封済みのサイダーがあったので、今回はこちらを使用しました。
作り方は上記と全く同じにしました。
出来上がりはとてもきれいです。
もちろんゼリーではありませんので、箸で持っても崩れません。
実食
サイダーの甘みを感じる味でした。が、炭酸感は全くなし!!
炭酸感がないのでは、炭酸飲料で作った意味がないです。これは困った…。
炭酸は熱に弱い?
試しに炭酸飲料を加熱して飲んでみました。
「!!あっまーい!!」
とんでもなく甘い飲み物と化し、炭酸は抜けてしまっていました。
と、いうことで炭酸が抜けてしまった原因が分かったので、作り方を変えて再度チャレンジすることにしました。
作り方を変えて「コーラグミ」
作り方
①コーラ50gとガムシロップ1個を耐熱容器に入れて混ぜておく。
②ゼラチン5gとお湯10gを入れ、混ぜて溶かす。
何だかものすごくモコモコになってきました(笑)
③①に②を手早く入れ混ぜ、型に入れる。
④冷蔵庫で30分ほど冷やして出来上がり。
実食
炭酸のしゅわしゅわ感をはっきりと感じます!炭酸飲料が苦手な人でも、このくらいなら口にすることができると思います。ただ、コーラの味はかなり薄まっていますので、市販のコーラグミと比べると物足りなさがあるかもしれません。
甘みをはっきりさせたい方は、ガムシロップの量で調整してください。
さいごに
グミの材料はゼリーを作るときの材料と大して変わらないことを知り、案外簡単に作ることができてしまったので、驚きました。
グミを作るときのゼラチン量は、水分の1割くらいがちょうどよいと思います。
作り方は、砂糖を入れるだけのものもあったのですが、今回は工程①で水あめを作り、砂糖代わりに粘り気のある水あめを入れました。この水あめがグミ特有のもっちりした食感に近いものを再現する手伝いをしているのでは?と感じました。
ただ、炭酸グミを作るときには炭酸飲料そのものは加熱をしないほうが上手に作ることができます。
自宅で簡単に作ることができますので、ぜひチャレンジしてみてくださいね!
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