乳幼児から高校生までの給食の意味について考える【なぜ子どもたちに給食があるのか?】

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私自身、小中学校に通う子を持つ母親です。

普段子どもたちは学校で給食を食べてきているのですが、コロナ騒動勃発後の小中学校一斉休業があってから約3か月、これまでになく長い期間子どもたちに昼ご飯のお弁当を作る生活をすることになってしまいました。

私自身は毎日日中は仕事でしたので、休校中の平日は必ず子ども2食分の昼食と朝食の準備をしてからの出勤でした。

約3か月に至ったそんな生活も終わり、再び学校給食が再開されることになり、給食のありがたみを直に感じました。

普段何気なくいただいている給食ですが、「給食の意味」について考える良い機会となりました。

今回は、子どもから青年の「給食について」書いてみたいと思います。

給食とは

子どもの健全な心身の発達助けるものであり、食に関する正しい知識と適切な判断力を養うために実施するものです。

保育園や義務教育である小中学校では給食提供が基本ではありますが、義務教育外である幼稚園や高等学校では給食の提供はないところが多いです。(一部例外はあります。)

各保育園・学校での給食

保育園や学校では給食の提供方法が少し違いますね。

保育園

一日の大半を過ごす保育所では、生涯にわたって切っても切り離せない「食」に関しての基礎を養っていく必要があるのです。

保育園できちんとした食事をとることによって、発達にとって必要な栄養の摂取をしながら、自然と正しい食生活を学ぶ場ともなります。

また、多くの人と食事を共にすることで、子ども同士・保育士・調理職員などとコミュニケーションをとることもできるので、社会性を養う場としても有効とされています。

保育園では、自園調理が基本であり、子どもたちが活動する場に調理中の香りがすることで五感を感じた食育活動にもなります。どちらかと言えば、家庭的に行われる給食提供であると思われます。

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小・中学校

元々、貧困家庭の児童を対象に昼食を提供したことが起源とされています。

保育園に引き続き、健康で健やかな生活を送るための基礎教育の一環として提供されます。

違いがあるのは、学校給食の多くでは、給食センターで一括して作られた給食が各学校に配達される仕組みに変わります。(一部自校調理のところもあり) 学校給食は、温かい給食を食べることができることや保護者が昼食を用意しなくても良いというメリットもありますが、授業中に調理中の香りが楽しめないデメリット(?)もあります。

特別支援学校

特別支援学校では、小・中学校、高等学校には給食の提供があります。

障がいのある子には特に、生きる基本として食べることを教えなければなりません。そのうえで、給食提供が大きな意味を持つのです。

また、特別支援学校にはさまざまな障がいを持った子が通っているため、食事をとるための嚥下機能が弱い子も多くいます。

そういった子たちの対応もするために、離乳食のような食事や、きざみ食、ミキサー食などにも対応します。そのため、給食センターでの対応は難しくなりますので、自校調理をしている学校がほとんどです。

高等学校

高等学校は、義務教育ではありません。

学校ですが、どちらかと言えば社会人寄りとしての扱いです。

当然、国からの給食費の援助もありません。ですので生徒は、各自お弁当を持参して勉強に通うのです。購買(社員食堂のような役割)があるというのもそんな理由からかもしれませんね。

定時制高校(夜間部)

ところが、高等学校でも例外があり、給食を提供している学校もあります。それが「定時制高校」です。

定時制高校(特に夜間部)は働きながら学校に通っている人が多く、「働きながら高等学校の夜間過程において学ぶ青年の身体の健全な発育に資する」として、給食の提供をすることになっています。

定時制高校の給食費も国からの援助がありますので、実質の給食費用の負担額は月にすると約5000円ほどの金額になります。

そして、働いている人のための食事という事で、高校専用の給食室で作られており、一人当たりの量もかなり多めに設定されています。

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さいごに

今回は、保育園から高等学校までの給食の意味について書いてみました。

幼いころは食生活の基本を学ぶために、大人に近くなると健康な体を維持するために…と給食としての目的も変わってきますね。

高等学校では、今現在給食制度がない学校の方が多いと思います。

ですが、そう遠くない将来、「高等学校義務教育化」 となれば給食提供が基本となるかもしれませんね。

いや、設備導入やら雇用問題やらでちょっと時間がかかりますかね…?

特に近年定員割れが危惧される私立の高等学校では、「給食アリ」を売りにする学校もあったら、集客(失礼💦)できちゃうような気がするのは私だけではないかもしれませんね。

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